坂 丈敏 医師

[勤務病院]
医療法人社団北腎会
坂泌尿器科病院 院長

〒001-0030
札幌市北区北30条西14丁目3-1
TEL/011-709-1212

URL/http://www.saka-uro.or.jp/

泌尿器科医と放射線治療医によるチーム医療

photo1 精液の一部をつくる働きがある前立腺は男性だけにある臓器。膀胱の真下に位置し、膀胱の出口あたりから尿道を取り囲むようにしてある。クルミのような大きさと形をし、重さは成人で15~17グラム、大きさは3センチ程度。外側はしっかりとした被膜で包まれ、膜の内側には前立腺液を分泌する腺などが存在する。
 前立腺の病気としてよく挙げられるのが前立腺肥大症と前立腺がんだ。前立腺がんはアメリカでは男性がかかるがんの第1位であり、死亡率も肺がんに次いで第2位となっている。日本では元々、患者数が少ないがんの一つだったが、近年は急激に患者数が増加している。
 日本で前立腺がんの患者数が増加している原因として挙げられるのは食生活の欧米化だ。高タンパク、高脂肪の食事が増え、それが前立腺がんや前立腺肥大症増加の大きな原因になっている。また、前立腺は男性ホルモンに支配されているため、高齢化に伴う男性ホルモンの減少が前立腺の病気発症に影響していると考えられている。
「前立腺がんは進行がゆっくりなのが特徴で、発生から40年以上をかけて成長するとも言われる。そのため60歳以上が90%以上を占めている高齢者に多いがんなのです」と坂丈敏院長は教えてくれた。
 比較的進行が遅くおとなしいがんとされているが、そのため初期にほとんど自覚症状がなく発見しづらい。がんが進行して骨盤に転移し、腰や下肢に痛みを感じてがんが発見されるというケースも多い。

ノバリスによる治療実績は1000例超

photo1 前立腺がんの治療には、手術療法や放射線療法の局所療法と、内分泌療法や化学療法の全身療法がある。それぞれメリットデメリットはあるが、坂泌尿器科では泌尿器科専門医と放射線治療専門医による放射線治療を積極的に取り入れている。
「前立腺がんの治療については、病気の状態と患者の求める治療を考慮し、提供しています。放射線治療は、以前は合併症などの懸念もありましたが、それらを解消するためにドイツで開発されたのが定位放射線治療装置ノバリスです。厚生労働省から先進医療として承認された、強度変調放射線治療(IMRT)を実施することも可能です」と坂院長は自信を見せる。

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photo1  ノバリスは、世界トップレベルの施設で高く評価されている放射線治療装置。放射線を多方向から病変部の状態に合わせて照射し、すべての放射線が重なる部分の病変だけを破壊する。そのため正常組織へのダメージと副作用を最小限に抑えられることが可能だ。
 2006年に、同法人内に「脳神経・放射線科クリニック」(池田潤院長)を開設し導入。ノバリスを導入したのは同院が道内初で、現在でも唯一となっている。導入以降、前立腺がんだけではなく、頭部や頸部、また脊椎や肺、肝臓などの体幹部にも適用。同院では、ノバリスによる治療例は2011年12月末時点で1198例あり、そのうち前立腺がんに対しては397例。転移性能腫瘍425例、肺がん23例などとなっている。

前立腺がん以外でも全国トップレベルの手術実績

photo1 坂泌尿器科は、坂院長をはじめ泌尿器科専門医5人のプロ集団による治療が大きな特徴だ。前立腺肥大症に対するHoLEP(ホーレップ)術など、年間手術数は2011年 で 1079件と、ここ数年は1000件超の実績を築いている。2010年のDPC対象病院における手術件数では、尿路結石に対する経尿道的尿路結石除去術では全国3位、前立腺肥大症に対する経尿道的レーザー前立腺切除術等では全国2位を誇っている。

(2012/03/15)

ドクターの略歴、活動内容

坂丈敏(さかたけとし)/1948年生 

プロフィル

1973年3月
札幌医科大学卒業
札幌医科大学付属総合病院泌尿器科学講座入局
1979年11月
東札幌三樹会病院入職
1982年11月
医学博士号取得
1986年4月
日本泌尿器科学会評議員
日本泌尿器科学会専門医・指導医
1987年12月
坂泌尿器科病院開設
1998年8月
医療法人社団北腎会 坂泌尿器科病院 理事長・院長
同年10月
医療法人社団北腎会 坂泌尿器科千歳クリニック開設
2006年11月
医療法人社団北腎会 脳神経・放射線科クリニック開設

所属学会・資格

日本泌尿器科学会 専門医・指導医